特別支援学級の力作 たらみ図書館でスマイル展 30日まで

 長崎県諫早市内の市立小学校、中学校の特別支援学級に在籍する児童・生徒計246人の学習作品を紹介する「すまいるスマイル展」が24日、多良見町の市立たらみ図書館で始まった。30日午後2時まで(28日休館)。
 作品展を通して、市内28の小学校と14の中学校にある特別支援学級や、同学級の子どもたちへの理解を深めてもらおうと、教諭らでつくる市特別支援教育研究会が毎年開いている。
 会場には、水彩の自画像や「春」と書かれた書、日本を通過した台風の記録、木製本棚、折り紙のブドウやトンボ、モミジなどを紙に貼った共同作品などが並ぶ。
 会場を訪れた市内の中村綾さん(35)は「『ママパパだいすき』と書かれた習字を見て、心が温かくなった。自由な作風に子どもたちそれぞれの個性があふれ出していて、見ているこちらも笑顔になる」と話した。

創造力豊かな作品が並ぶ「すまいるスマイル展」=諫早市、たらみ図書館

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