「早期避難」37%どまり 津波避難県民意識調査

 県が沿岸10市町の津波浸水想定区域とその近隣に住む住民を対象に実施した地震や津波への避難に関する初の県民意識調査で、大きな地震が発生した際に早期に避難すると答えた人が37・9%にとどまったことが24日、分かった。県の想定では、南海トラフ巨大地震の犠牲者は、早期避難率(すぐに避難する人の割合)を高めれば大幅に減らせるとしているが、調査からは住民の意識の低さがあらためて浮き彫りとなった。

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