【今週の「たべごころ」】この季節にこの料理 テグタンをアレンジした「タラの辛汁」を提案

RKB毎日放送で放送中の「たべごころ」(土曜午後5:00)。料理研究家のコウケンテツさんが毎回、旬の食材を生かしたメニューを提案し、そのレシピを実演している。VTRでは郷土の食文化やこだわりの産地、バリエーション豊かな店などを紹介し、視聴者を飽きさせない。アシスタントは三好ジェームスアナウンサー。男同士のゆるい“天然トーク”と、そこへ絶妙に割って入る田畑竜介アナのナレーションがスパイスとなって番組を盛り上げている。

1月26日の放送も、前回に引き続きテーマは「この季節にこの料理」。コウさんが韓国料理のスープ・テグタンをアレンジして「タラの辛汁」を提案する。冬の定番食材・タラのほかに牛肉も使って、寒い時季にうれしい温かな一品に仕上げる。

まずはダイコンを切って、米のとぎ汁で下ゆで。このとぎ汁、後ほど料理でも使用する。牛肉はだしとして使うところもポイントで、その前にひと手間加える方法を紹介。また、各種調味料を入れる順番を示し、ショウガを一番最後に入れる点を強調していた。香りが楽しめることと、体を温める効果を生かすためだとか。

「韓国ではおかずとして食べられている」とコウさん。すると三好アナも「沖縄の定番メニューに『みそ汁定食』があって、具だくさんのみそ汁がおかずとして食べられています」と明かす。おいしい汁物は、ごはんが進むのだ。

辛味を担う唐辛子はパウダー状のものと粗びきを用い、別々の段階で投入。その役割も解説していた。煮込む段階では「湯気とグツグツ音も楽しんで」とコウさん。すると、音声スタッフから「その音、コウさんのマイクでいただきましょう」とのリクエスト。放送で流れるであろう鍋の煮込み音は、コウさんが腰を屈めて、彼の胸に付いたマイクで収録されたものになるはずだ。

試食タイムで席に座ると、料理の出来栄えと香りに食欲を誘発された三好アナが、思わずもだえるように空腹感を訴える一言を! うーん、その気持ち、よく分かる。試食が始まると、三好アナの箸が止まらない。そこで、進行の一部をコウさんが担当する一幕も。

最後は、おいしい食材の情報を伝える「とっておき」コーナー。福岡県豊前市の“ベジタブルアーティスト”が作るカラフルなダイコンを紹介する。

なお、番組公式サイトでは、前回放送のレシピも公開中。

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