稲葉篤紀が北海道日本ハムファイターズの15年を回顧!「あの一打から歴史が始まりました」

2月15日から2週間限定上映されるドキュメンタリー映画「FIGHTERS THE MOVIE~Challenge with Dream~」の特別先行上映会が1月23日、札幌市内で行われ、稲葉篤紀(北海道日本ハムファイターズ スポーツ・コミュニティ・オフィサー)、金子誠(北海道日本ハムファイターズ 一軍打撃チーフ兼作戦コーチ)がサプライズゲストとして登壇した。

同作は、北海道日本ハムファイターズが北海道に誕生してから15年目のシーズンを迎えたことを記念した「北海道日本ハムファイターズ誕生15thプロジェクト」の一環。「Sports Community(スポーツ・コミュニティー)」を企業理念に掲げ、地域密着型の活動を展開する球団だが、映画製作は初の試みとなる。

先行上映会には、事前の申し込みで選ばれたファンクラブ会員150人が招待された。司会の三好絵梨香がトークショーの開催と登壇者の名前を告げると、知らされていなかった参加者から「おお~!」と喜びの声が上がり、会場は拍手に包まれた。登場した稲葉、金子両氏は、同作のインタビューを受けたものの、まだ本編は見ていないと明かし、「この先映画に出演することはないと思うので非常に楽しみです」(稲葉)、「現役時代の姿が少しでも映ったら、太り気味の今の自分を戒めたい(笑)」(金子)とユーモアを交えて期待感を語った。

2003年に東京から移転し、新たなスタートを切った北海道日本ハムファイターズは、5度のリーグ優勝、2度の日本一を達成した。この15年間について、稲葉は「06年、自分のサヨナラ一打でクライマックス優勝した時の試合は思い出深いです。あの一打がファイターズの歴史の始まりであり、“全力疾走”“最後まで諦めない”というチームの姿勢の第一歩になりました」と感慨深げに語った。一方、金子は「東京時代は野球のことしか考えていませんでしたが、北海道に来てテレビに出させてもらったり、稲葉さんと朝から晩まで一緒に行動するうちに(笑)、視野が広がり自分を表現できるようになりました。僕自身が成長できた15年間でもあると思います」と振り返った。

北海道日本ハムファイターズは北広島に新球場を核とするボールパーク(BP)の建設を予定し、23年の開業を目指している。金子は「最初の土台を作ってこられた方々の苦労もあれば、今の選手たちも新しい道へ進もうと努力しています。この映画を、30、40年後に振り返ることのできるきっかけにしたい」と意気込みを語り、稲葉は「この15年間をしっかり振り返った上で、新しいファイターズを作りたいです。まずは映画を楽しんでください」と観客に呼び掛けた。

【作品情報】


北海道日本ハムファイターズ誕生15thプロジェクト ドキュメンタリー映画「FIGHTERS THE MOVIE ~Challenge with Dream~」
2月15~28日限定上映
出演者/栗山英樹 金子誠 田中賢介 鶴岡慎也 宮西尚生 中田翔 稲葉篤紀 トレイ・ヒルマン 岩本勉 建山義紀 稲田直人 森本稀哲 ダルビッシュ有 大谷翔平ほか
ナレーター/EXILE SHOKICHI 三好絵梨香 音尾琢真(TEAM NACS)

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