快適に暮らせる住環境を

苫小牧市が基本計画素案まとめる

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19年度から10ヵ年

 苫小牧市は、人口減や高齢化が着実に進むことを踏まえ、市民の住宅・住環境の向上を図るため「住生活基本計画」の策定を急いでいる。取りまとめた素案によると、2019年度から10カ年計画で、子育て世帯や高齢者、障害者が安心して暮らせる住環境、生活困窮世帯への支援や空き家の活用・管理などを施策に盛り込んでいる。

 計画は「豊かな自然環境と調和し、生き生きと暮らせる住宅・住環境の実現」を基本理念に掲げ、基本目標として(1)安心して暮らせる住宅・住環境づくり(2)安全快適に暮らせる住宅・住環境づくり(3)自然と調和し地域のにぎわいが感じられる住宅・住環境づくり│を設定した。

 具体的に(1)ではユニバーサルデザインによる市営住宅の整備、高齢者住宅に関する情報提供や相談対応、民間住宅の借り上げなど多様な供給手法の検討、公園のバリアフリー化。(2)では空き家相談のワンストップ窓口設置、建築物の地震防災対策普及ツールの作成、戸建て木造住宅の無料耐震診断の継続、低炭素建築物の普及啓発など。(3)は地域コミュニティの活性化や魅力的な景観形成、まち中への居住推進、魅力的なオープンスペースの確保、移住フェアへの出展。

 計画の推進に当たり市民と事業者、行政の役割を盛り込んだ。市民には「自らが主体となり住宅、宅地の維持管理に努めながら、地域のコミュニティ活動に積極的に参加する」としている。事業者には「適切なアドバイスや情報の提供」、行政には「市民や事業者への支援」としている。

 市は、パブリックコメントを経て、本年度中に計画を策定させる。 (佐藤重伸)