日章甲子園初1勝を 昨夏悔しさ糧に成長

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畑尾監督から激励され、気を引き締める日章学園ナイン

 日章学園に初めて春の切符が届いた。昨夏は県予選決勝に進んだが及ばず、憧れの舞台に立てなかった。悔しさをばねに練習を積んで成長し、結果を出した選手たち。念願がかない、喜びをかみしめていた。

 緊張した面持ちで、得能剛校長と畑尾大輔監督、福山凜主将が校長室に待機。午後3時40分すぎ、吉報を届ける電話が鳴った。「ありがたくお受けいたします」と応じた得能校長。畑尾監督と固く握手し、喜びを分かち合った。福山主将は畑尾監督から頭を強くなでられ、照れくさそうな表情を浮かべた。

 グラウンドで整列して待つ野球部員に、得能校長が出場を報告した。続けて畑尾監督は「おめでとう。試合の日までしっかりやろう」と激励。選手たちは真剣な表情で耳を傾けていた。

 その後、「甲子園が決まったぞ」「よっしゃー」と大声で喜び合ったナイン。ただ、すぐに視線を甲子園での戦いに向けた。秋季九州大会ではけがを押して主砲を務めた平野大和は「悔しさを力に変え、タイヤ引きなどで足腰を鍛えてきた。本番はフル出場する」と気合をみなぎらせた。

 エースの石嶋留衣は「打たせて取る投球が持ち味だが、ここぞという場面で三振を奪えるよう球速アップを目指す」。女房役の深草駿哉も「いい球を引き出すため、2カ月で連係を磨く」と力強く言い切る。

 福山凜主将は「『夏の悔しさを晴らす』を合言葉に頑張ってきた。センバツでは少ないチャンスを生かし、学校初の甲子園1勝を目指す」と頼もしかった。