石岡一センバツ出場 21世紀枠、初の甲子園

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選抜高校野球の21世紀枠に選出され、初の甲子園出場を喜ぶ石岡一ナイン=25日午後3時44分、石岡市石岡、菊地克仁撮影

第91回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が25日、大阪市の毎日新聞社大阪本社で開かれ、本県から石岡一が21世紀枠で選出された。春夏通じて甲子園初出場となり、同枠の県勢選出も初めて。

石岡一は昨秋の県大会で昨年の甲子園に出場した明秀日立、土浦日大を連破して4強入りし、準決勝も藤代と延長十三回タイブレークの大接戦だった。同校には普通科のほか造園科と園芸科があり、農業実習や課外授業などで部員全員そろって練習できる時間が限られるが、ハンディキャップを工夫を凝らした練習でカバーしていることなどを県高野連が評価し、同枠の候補に推薦した。近年は県大会上位の常連でもあり、2016年春には初出場の関東大会で初勝利し、翌17年春の関東大会に2年連続出場した。

1914年の創部以来、悲願だった甲子園出場に川井政平監督(44)は「今季の選手だけでなくOBの努力や支えてくれた学校の先生、応援してくれた方々の見えないエネルギーが実を結んだのかなと」と声を詰まらせた。酒井淳志主将は「選ばれた責任がある。地域の人々やOBの方々に恩返しできるよう励みたい」と表情を引き締めた。

21世紀枠は2001年の大会から導入された制度。前年の秋季都道府県大会で好成績を収め、他校の模範となり、困難な条件を克服した学校などが選出対象となる。(桜井優)

★石岡一
1910年に新治郡立農学校として開校。石岡農、石岡と改称を経て、49年に現在の校名に改称。2007年には八郷と統合した。全日制では普通科、園芸科、造園科を備えており、地域に密着した教育が特長。野球部の現在の部員数は46人(うち女子部員1人、女子マネージャー3人)。重量挙げ、バドミントンなども強豪。石岡市石岡1の9。大和田俊一校長。

【石岡一の秋季大会成績】
◇県南地区大会
▽代表決定戦○ 11-0 江戸崎総合(5回コールド)

◇県大会
▽2回戦 ○1-0 水戸工
▽3回戦 ○10-6 明秀日立

▽準々決勝
○ 4-2 土浦日大
▽準決勝
●4-5 藤代(延長13回、13回からタイブレーク)