県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業で、県は25日、水没地とその周辺を水源地域対策特別措置法に基づく「水源地域」に指定するよう国に申請した。
県によると、水没地と周辺が水源地域に指定されると、県が整備計画の原案を作成。国が同計画を決定すれば、県や同町がダム周辺を整備する際、事業費の一部を受益者の同市が負担できるようになり、同町はより少ない負担で公園や道路などを整備できる。
県は、ダム建設に伴い、住居44戸、農地など34ヘクタールが水没するとして「地域住民の福祉向上を図る必要がある」としている。本明川ダム(諫早市)の水没地と周辺についても同日、水源地域指定を国に求めた。
水源地域指定申請 石木ダムで県、国に
- Published
- 2019/01/26 10:00 (JST)
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