サッスオーロからバルセロナに移籍したことで大きな注目を集めたケビン・プリンス・ボアテングは、23日に行われたセビージャとのスペイン国王杯準々決勝1stレグでいきなりの先発デビューを果たした。試合はリオネル・メッシを温存したことも響いて0-2で敗れてしまったが、サポーターのボアテングに対する反応は決して悪くない。
ボアテングはルイス・スアレスのバックアッパー候補と見られており、今後も最前線に入るのだろう。純粋なセンターフォワードとは言い難いが、持ち前の身体能力でボールを収めるプレイには期待が持てる。英『GIVE ME SPORTS』も、セビージャ戦で指揮官エルネスト・バルベルデが求める仕事をボアテングがきっちりこなしていたと評価している。
「ボアテングは悪くなかった。フィジカルを活かしてボールを何度も収めていた。バルベルデは明らかにセンターフォワードの位置でターゲットマンになってチームメイトと絡んでいくことを求めている。ボアテングはその仕事を上手くこなしていた」
サポーターからの反応も良く、スアレスとは異なる特長をチームにプラスできると好印象だ。デビュー戦での掴みは十分といったところだろう。
「バルサでのボアテングのスタートは良かった。彼のポストプレイはジルーのようだ」
「ボアテングのポストプレイは素晴らしい。良いタッチがいくつかあった」
「ここまでのボアテングのプレイは大好きだ。彼は非常に効果的な選手となるだろう」
今後もスアレスのバックアッパーとしてのプレイが続くはずだが、スムーズにフィットすれば大きな戦力となる。今季のバルセロナはチャンピオンズリーグ制覇をメインに掲げているため、バルベルデは今後もローテーションを採用するだろう。その時がボアテングの出番となる。