雪月花・新井コースの運行始まる 唐辛子の雪さらしや、わら細工作りを体験

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伝統文化のわら細工作りを見学するリゾート列車「雪月花」の乗客ら=26日、妙高市の新井駅

 上越市のえちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」の冬季特別運行に新設された「新井コース」の運行が26日、始まった。妙高市の新井駅で途中下車した乗客28人は、地元住民が作ったわら細工や酒蔵の見学を通して、雪国の伝統文化に親しんだ。

 トキ鉄では、12月から2月までの間、荒れた日本海や雪景色を楽しんでもらおうと、特別運行をしている。これまでに上越市の高田駅での街歩きや、糸魚川市の能生駅でカニを堪能するコースがあった。

 新井コースの乗車区間は、糸魚川駅から上越妙高駅まで。乗客は途中の新井駅でバスに乗り換え、妙高市特産の辛味調味料「かんずり」の原料となる唐辛子の雪さらしを体験し、県が認定する「なりわいの匠」の岡田定夫さん(84)=妙高市=によるわら細工の実演を間近で見学した。

 新井駅脇の駐車場では、地元住民らが雪像やかまくらを作って歓迎した。

 夫婦で訪れた東京都の医師、小林肇さん(77)は「かんずりの名前は知っていたが、作り方を知って驚いた。冬ならではの景色を楽しめた」と話した。