広島市消防局、ドローンを3月配備 災害時、けが人捜索など想定

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 広島市消防局は大規模災害時の情報収集を強化するため、3月をめどに小型無人機ドローン1台を初めて配備する。政令指定都市にドローンを無償貸与する総務省消防庁の事業を活用する。人が近づけない危険な場所での被害状況の把握や、けが人の捜索などへの運用を想定している。

 導入予定のドローンは長さ88・7センチ、幅88・0センチ、高さ37・8センチ。静止画、動画、熱画像を撮影できる最大8倍ズームの高性能カメラを搭載している。画像は地上の専用モニターでリアルタイムで確認でき、市消防局とも情報共有する。

 半径4キロの範囲内で20分程度、連続飛行が可能で、飛行ルートを設定すれば自動で目的地に到達できる。運用は原則、安全が確保できる日の出から日没までとする。

 災害時の上空からの情報収集は従来、ヘリコプターが頼りだった。山あいで低空飛行ができないなどのデメリットを補う方法として、ドローンの活用が注目されていた。

 市消防局は消防機動隊員にドローン操縦の講習を受講させるなどした上で運用を始める考え。