県外就職、給与を重視 県が若者意識調査

 若者が就職で県外に流出する背景を探ろうと、県が県内の学生や県外で働く本県出身者らを対象に意識調査を実施したところ、県外を選ぶ理由として「給与水準が高い」が最も多く、約3割を占めた。大卒者の初任給==が全国で下位に低迷する本県の雇用環境を反映した形。一方、県外で働く出身者にはUターン希望者が一定割合いるものの、本県の企業などに関する情報が十分に行き届いていない実態も浮き彫りになった。

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