1万人が祝福 箱根駅伝初V 平塚で東海大がパレード

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 新春の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で初の総合優勝を果たした東海大学の凱旋(がいせん)パレードと優勝報告会が26日、JR平塚駅北口周辺で行われた。沿道に詰め掛けた1万人(主催者発表)の市民や陸上ファンが創部59年でようやく手にした悲願の頂点を祝福した。

 パレードと報告会は東海大と大学キャンパスがある平塚市内の商工業者などでつくる実行委員会が主催した。平塚駅前交差点を出発し湘南スターモール商店街約450メートルを行進したパレードでは、同大の吹奏楽研究会のマーチングバンドが先導。両角速監督や小松陽平選手らがオープンカー4台に乗り込んで手を振り、沿道の買い物客らが大学の旗を振りながら「おめでとう」と歓声を上げた。

 続いて、見附台広場(同市見附町)の特設ステージで優勝報告会が行われた。約5千人を前に両角監督は「46度目の挑戦で本当にお待たせしました。沿道の声援が選手の力になった」と地元の支援に感謝した。

 9区を走った主将の湊谷春紀選手も「個性の強いメンバーをまとめるのは大変だったけど全員で勝ち取った優勝」と振り返った。平塚中継所からの8区を走り逆転で首位に立った小松選手も「頼もしい仲間と一緒に楽しく走ることができた」と喜びを口にした。

 一方で来春の箱根路に向けて戦いはすでに始まっている。新主将には昨年の日本選手権男子1500メートルで連覇した館沢亨次選手(横浜市立中山中学校出身)が就任。かつて駒沢大が「平成の常勝軍団」と呼ばれたことにあやかって「新元号の下で新時代の常勝軍団を目指していく。仲間と支え合いながらも背中でチームを引っ張っていければ」と意気込んでいた。

 ロサンゼルス五輪柔道金メダリストでもある同大の山下泰裕副学長は「まだまだ発展途上の駅伝チーム。これからもどんどん成長していく」と期待を込めた。

箱根駅伝で初の総合優勝を祝いパレードする東海大の選手ら=JR平塚駅前の湘南スターモール商店街