岩屋防衛相に聞く 日韓協力関係は継続【大分県】

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インタビューに答える岩屋毅防衛相=26日午後、別府市

 岩屋毅防衛相(衆院大分3区)は26日、別府市内で大分合同新聞のインタビューに応じた。韓国海軍の駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題などで日韓関係が急速に悪化する中、「残念な事案が続いているが、日・米・韓の関係は地域の安全保障上、極めて重要。防衛当局間の協力関係は維持、継続させていきたい」と述べ、日韓双方に冷静な対応が必要との認識を示した。 (2面に関連記事)

 レーダー照射について「不測の事態を招きかねない非常に危険な行為」と指摘した上で、韓国側に事実を認め、再発防止の徹底を求めてきたとした。防衛省は21日に最終見解を明らかにし、実務者協議の打ち切りを表明している。

 韓国国防省は23日、日本の哨戒機が2019年に入って3回、「威嚇飛行」をしたと発表したが、岩屋氏は「友好国である韓国の艦艇に脅威を与える意図もなければ、その理由もない。自衛隊は航空機の運航記録を全部取っており、決してそういう飛行はしていない」とし、韓国側の主張を重ねて否定した。

 大分県関連では、米軍輸送機オスプレイが、陸上自衛隊日出生台演習場で初めて使用された2018年12月の日米共同訓練に言及。県や地元市町が中止を求める中で実施されたことに対して「知事をはじめ地元自治体の心配の声も受け止めたが、安全運航に万全を期し、現地に連絡所を設けて訓練状況をお知らせするとの前提で(臨み)、無事に訓練を終えられた。改めて地元のご理解、ご協力に感謝申し上げたい」と述べた。

 陸自はオスプレイを佐賀空港(佐賀市)に配備する計画を進めている。「まだ先の話になるが、オスプレイは九州だけでなく、全国で運用していくことになる。全国各地の演習場で訓練・演習を行っていくと思う」などと語り、日出生台演習場での訓練実施を排除しない考えを示した。

 岩屋氏の地元入りは防衛相就任後初めて。26日は陸自別府駐屯地を視察した。