アニメ「ピアノの森」第2シリーズ開始! より密度の濃い心理劇に!!

NHK総合では、1月27日にアニメ「ピアノの森」(日曜深夜0:10)の第2シリーズがスタートする。一色まこと氏の同名漫画を原作に、森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりに育った主人公・一ノ瀬海が、ピアニストの才能を開花させる姿を描くアニメの続編で、海役の声優・斉藤壮馬は「第1シリーズは子どもから青年時代までの長い時間が描かれましたが、第2シリーズではショパン・コンクールを中心に描くので、より密度の濃い心理劇がお届けできるのではないかと思っています」と見どころを明かした。

アニメは海が、かつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介(声・諏訪部順一)や偉大なピアニストを父に持つ雨宮修平(声・花江夏樹)、ライバルとなる海外のピアニストたちとの出会いの中で成長し、やがてショパン・コンクールで世界に挑むストーリー。第2シリーズの初回「ショパンの旅路」では、海や雨宮らが参加したショパン・コンクールの第1次予選の審査が難航するが、ついに通過者が発表される波乱の幕開けが描かれる。

斉藤は「第1シリーズは光の演出とピアノのシーンが描かれていたのが特徴的で、本当に幻想的な映像演出になっていて、“音が見える”演出がすごくすてきだなと思いました」と圧倒されたことを振り返り、第2シリーズでは「海、修平、阿字野、そして雨宮の父・洋一郎、この4人を中心として物語が紡がれていきますが、すてきな演奏と映像、そしてわれわれの全力の芝居と、いろいろな要素が合わさって展開していく人間ドラマをじっくり堪能していただければ」と、さらにパワーアップしていることをアピール。

雨宮役の花江も「海への執着と自分との戦いだった修平が、どう自分を取り戻していくのか、自分のピアノを見つけていくのかというところで第1シリーズは終わってしまったので、僕としてはまだ不完全燃焼な終わり方でした」と続編を待ちわびていたことを明かし、「第2シリーズも、好きだからこそこだわりを持って、皆さまに修平の思いを届けられればなと思います。オーディションで『自分は修平に合っているかも』と思ったシーンの収録も今後あるので、そこに向けて楽しみにしながら頑張りたい」と意気込んでいる。

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