レンジャーズがベルトレイの「29」を永久欠番に

レンジャーズは今年6月に本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンのラストイヤーを祝うセレモニーを行う際に、昨季限りで引退したエイドリアン・ベルトレイが背負った「29」を永久欠番とすることを発表した。ベルトレイはレンジャーズで8年間プレイし、一貫して背番号「29」のユニフォームを着用。今回の発表はレンジャーズOBのマイケル・ヤングによって行われ、エルビス・アンドルースとともにロンドンで休暇を過ごしているベルトレイは、オーナーのレイ・デービスから電話で報告を受けたようだ。

デービスは「このアナウンスをできることを誇りに思っている。我々は将来の殿堂入り選手であるエイドリアン・ベルトレイの最後の8年間を目撃してきた。2019年は(ベルトレイが長年プレイした)グローブライフ・パーク・イン・アーリントンのラストイヤーであり、エイドリアンの背番号を永久欠番とするのに適切なタイミングであると感じたんだ」とコメント。レンジャーズの永久欠番は全球団共通の「42」を除くとノーラン・ライアンの「34」、イバン・ロドリゲスの「7」、ジョニー・オーツの「26」に続いて4つ目となる。

ベルトレイは21年のメジャー生活のうち、8シーズンをレンジャーズでプレイ。3度の地区優勝、1度のリーグ優勝に貢献し、チームMVPには4度選出された。通算3166安打、477本塁打をマークし、ゴールドグラブ賞5度、オールスター・ゲーム選出4度と残した成績も文句なし。三塁手で通算3000安打&400本塁打をマークした選手はメジャー史上唯一であり、通算安打数と通算打点数は三塁手として史上最多。通算本塁打数もマイク・シュミット(548本)、エディ・マシューズ(512本)に次ぐ三塁手史上3位の数字となっている。デービスの言葉通り、将来的な殿堂入りは間違いないだろう。

© MLB Advanced Media, LP.