ナチス障害者虐殺の企画展、東京

優生思想、負の歴史学んで

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T4作戦で障害者殺害に使用された施設。煙突から遺体を焼却する際の煙が上がっている(ドイツ精神医学精神療法神経学会提供)

 精神障害者や知的障害者が虐殺されたナチス・ドイツの「安楽死」政策(T4作戦)に関する企画展が2月1~2日、東京都中野区で開かれる。1939年の作戦開始から80年。日本では昨年、旧優生保護法(48~96年)下の不妊手術の実態が次々に表面化し、被害回復に向けた動きが続いている。悲惨な歴史を知り、現代に深く潜む優生思想について考えてもらおうと障害者が通う作業所の全国組織「きょうされん」が主催した。

 ナチスはユダヤ人虐殺の前に障害者の殺害を始め、犠牲者は20万人以上にも上った。「断種法」による断種は約40万人とされ、精神医学の学会は2010年に公式に謝罪した。