那珂市長に先崎氏 無投票初当選 東海第2は「白紙」

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那珂市長選で無投票初当選が決まり、万歳する先崎光氏=27日午後5時半すぎ、同市菅谷

任期満了に伴う那珂市長選は27日告示され、新人で元自民県議の先崎光氏(61)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、先崎氏の無投票初当選が決まった。市長選の無投票は2005年の市制施行以来、初めて。

先崎氏は旧瓜連町議や市議を経て、10年に県議初当選し2期8年務めた。昨夏に「地元に活力を生みたい」と市長選へのくら替え出馬を表明。主な公約に、雇用を創出する企業誘致や近隣都市を結ぶ交通網の整備を掲げる。自民党那珂、瓜連両支部から推薦を取り付けたほか、JA常陸など約10の団体の支援も受けた。

午前10時に先崎氏は菅谷のなか健康センターで出陣式。国会議員や近隣首長、県議、市議らが駆け付ける中、「周囲(の自治体)と手を組み、地域を盛り上げたい。新しい那珂市をつくると約束する」と訴えた。その後は市内を遊説した。

無投票が決まり午後5時半すぎから、同センターで祝勝会を開き、支持者らと万歳三唱。「大変重い責任を感じている。地元に最後の恩返しをしたい。骨をうずめる覚悟だ」と抱負を述べた。

市は、日本原子力発電東海第2原発(東海村)の再稼働に際し「実質的事前了解権」を認められた周辺5市の一つ。引退する現職の海野徹氏(69)は昨年10月、地元6市村の首長で唯一、反原発の姿勢を示し注目を集めた。

先崎氏は再稼働の是非について「市民の意向を大事にして、6市村の枠組みで議論を深め慎重に判断したい」とし、「一人で走らず、白紙から考えないとならない」と強調した。(鈴木剛史)

【先崎光(まっさきひかる)氏の略歴】
当選1回。元県議2期。太田一高卒。61歳。静。