インフル集団感染27件発生 兵庫県内「過去最悪レベル」

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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県内36市町(政令、中核市を除く)の高齢者・福祉施設で今冬、インフルエンザの集団感染が27件起きたことが県のまとめで分かった。死亡者は、3人が亡くなっていたことが21日に発覚した淡路市の養護老人ホーム「北淡荘」のケースのみだが、感染者総数は計514人に上る。県は「今季の流行は過去最悪レベル。例年以上に増える可能性がある」として各施設に注意を呼び掛けている。

 集計期間は、インフルエンザが流行期に入った昨年11月26日~今年1月20日。施設内で感染者や感染疑いが10人以上か、10人以下の施設で半数以上が発症したケースを対象とした。インフルの集団感染後に死亡したが、死因がインフルに関係しないものだったケースは含まれていない。

 27件の内訳は、特別養護老人ホームが最多で10件206人。次いで障害者支援施設が5件53人。地域別では淡路(4件138人)や東播(5件95人)、北播(5件91人)が多かった。

 県によると、2017年度の高齢者・福祉施設の集団感染は77件。今季がそれを上回るかは分からないが、1週間の1医療機関当たりの患者数は昨季のピーク時を超え、過去5年で最多となっている。(前川茂之)