銀河に咲く向日葵に例えられた銀河

ひまわり銀河の愛称を持つこの天体は「M63」として有名な渦巻銀河です。
螺旋状の腕の模様や黄色み掛かった非常に明るい中心が向日葵を連想させるため、この名が付けられました。また、りょうけん座の方向約3500万光年の距離にあり、子持ち銀河「M51」などを含む「M51銀河群」に属しており、規模は天の川銀河と同等と推測されています。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC2」の4種の可視光波長によって撮影され、2015年9月に公開されたもの。渦巻きの中には、大規模な星形成における無数の青く若い星団と、所々に赤い点の赤色巨星を確認することができます。

なお「M63」は1779年にフランスの天文学者ピエール・メシャンによって発見され、フランスの天文学者シャルル・メシエの「メシエ・カタログ」の63番目に登録されました。

Image Credit:ESA/Hubble & NASA
■A galactic sunflower
https://www.spacetelescope.org/images/potw1536a/

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