日銀、リーマン当時の議事録公開

利下げの早期実施ためらう

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金融政策決定会合後に記者会見する日銀の白川方明総裁(当時)=2008年10月、日銀本店

 日銀は29日、2008年7~12月の金融政策決定会合の議事録を公開した。リーマン・ショックから約3週間後の10月7日の会合で、白川方明総裁が利下げについて「効果は限られている」と早期実施をためらっていたことが分かった。他の多くの政策委員も否定的な考えを示しており、景気悪化のスピードや深刻さへの認識が甘く、政策対応が遅れた可能性がある。

 会合翌日の8日には欧米の6中央銀行が協調利下げに踏み切った。日銀は参加せずに強い支持を表明したが、市場では円高株安が進み、日銀の対応への批判が強まった。