【穴場の観光地もあり】風光明媚な加賀のおすすめ観光スポット3選

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(C)白峰観光協会 白山市の雪だるま祭り

北陸新幹線の開通に伴い観光客が一気に増加した「金沢」。しかし、石川県の魅力は金沢だけではありません。「金沢」からJR北陸本線に乗ると『加賀の國』に行くことができます。加賀市・小松市・能美市・川北町・白山市・野々市市の6つの市町村が『加賀の國』と呼ばれているのです。そんな加賀には風光明媚は観光スポットがいっぱい。そこで今回は、風光明媚な加賀のおすすめ観光スポットをご紹介します。

洞窟の胎動くぐりも!自然が創り出す神秘を体感できる「那谷寺」

那谷寺(なたでら)は想像以上に素晴らしい場所でした。山門をくぐり、境内に一歩足を踏み入れると、参道の両サイドには、苔むした庭に立派な木々がそびえ立っています。地元の人によると、例年通りであれば、この時期(1/20前後)はかなりの積雪があるそうです。しかし、今年はまだ雪がそれほど降っておらず、このような光景を目にすることができました。

こちらは「奇石遊山境・稲荷社」。いくつもの窟が開口していますが、風によって現在の奇石が形成されたそうです。かつては海底噴火の跡であったと伝えられていたとのこと。奇石山の中腹には稲荷社があります。

滑りやすそうな石段

「奇石遊山境」にのぼることも可能ですが、雪や雨によって滑りやすい場所があるため、ガイドさんと一緒にのぼる必要があります。

「大悲閣(本殿)」に向かう石段の手前には不動明王が祀られています。この不動明王の湧き水を指輪など身につけている物にかけるとパワーアップするそうですよ!

国の重要文化財に指定されている「大悲閣(本殿)」。中には本尊の十一面千手観世音菩薩を安置する「いわや胎内くぐり」も。薄暗い洞窟の中を所要時間、数分で胎内くぐりができます。

那谷寺オリジナルキャラクター「なたちゃん」のお守りも売られていました。

国の重要文化財に指定されている「三重塔」。中には胎蔵界大日如来が安置されています。

「楓月橋」には「木組の猿」という隠れキャラも!? この猿を見つけることができれば、幸運が訪れると言われています。ぜひ探してみてくださいね。

「展望台・鎮守堂」からの眺め。奇岩遊仙境の美しい景色を一望できます。雪が積もっていたり、紅葉の季節であれば、また違った自然美を堪能できそうです。

縁結びの神として信仰を集める「庚申塚」は「那谷寺の庚申さん」として昔から親しまれているとのこと。恋愛や仕事などで良い縁を結びたいのなら、参拝するといいでしょう。

筆者は約50分の駆け足で那谷寺を散策しましたが、じっくり散策するためには半日は必要でしょう。松尾芭蕉はこのお寺で有名な一句「石山の石より白し秋の風」(おくのほそ道)を残しています。この一句の意味をじっくりと考えながら、境内を散策するのもまた一興です。

那谷寺

住所:石川県小松市那谷町ユ122

電話番号:0761-65-2111

営業時間:夏季(3/1~11/30)8:30~16:45、冬季(12/1~2/28)8:45~16:30

※年中無休です

拝観料:大人(中学生以上)600円

HP:http://www.natadera.com/

那谷寺へのアクセスはJR「加賀温泉」駅から加賀周遊バス「CANBUS」を利用するのが便利。乗り降り自由の加賀周遊バス「CANBUS」の1日券は1,000円、2日券は2,000円です。詳しくは下記のWEBサイトをご覧ください。

加賀周遊バス「CANBUS」

HP:http://www.kaga-canbus.jp/

手取峡谷の絶景を眺めることができる「不老橋」

白峰地区へ向かう途中に「不老橋」があります。不老橋の上から望む手取峡谷は絶景。清流が流れる様子を見ることができます。透き通ったエメラルドグリーンの清流と滝、雪のコラボレーションは圧巻。キリリとした冷たい空気の中、いつまでも清流の流れを眺めていたくなりました。

雪山と清流を望める、上流方面の景色。紅葉の季節になると多くの人が訪れるそうですが、冬の展望も美しかったです。車で白峰地区に向かう際、この不老橋の横の道を通ることになると思いますので「寄り道パーキング不老橋」で下車して、不老橋の上から手取峡谷を眺めてみるのもいいでしょう。四季折々の自然が織り成す絶景を堪能できますよ。

寄り道パーキング不老橋

伝統建築の家屋が建ち並ぶ、白峰地区が別世界だった

白峰地区は日本三大名山のひとつである白山の麓にあります。日本屈指の豪雪地帯で、白山登山の玄関口としても有名です。また、白峰地区は伝統的建造物群保存地区に登録されています。伝統的な建物は、黄土色の大壁と縦長窓が特徴です。

この地区には、江戸から明治時代に建てられた民家が軒を連ねていて、まるで数百年前にタイムスリップしたような気分になります。

白峰地区の林西寺。このお寺には明治維新前に白山に祀られていた8体の仏像が安置されています。国の重要文化財に指定されている平安時代の十一面観世音菩薩立像など、大変貴重な仏像を見ることができますよ。

林西寺の境内

明治の神仏分離に伴う廃仏毀釈によって、白山に祀られていた多くの仏像や仏具は破壊されてしまいました。しかし、林西寺の現在の住職の先祖の住職が身銭を切って、仏像を山からおろしたとのこと。昔は重機などありませんので、仏像のパーツを一旦バラしてから、大変な思いをして山から持ち帰ったそう。白山にも激動の時代に巻き込まれた過去があるのですね。色々と考えさせられました。

本堂の欄間には素晴らしい龍の彫り物があります。一体一体の龍が手に持っている物(巻物など)も異なり、迫力満点です。一見の価値がありますよ。

林西寺

住所:石川県白山市白峰イ68

開館時間:10:00~15:00 (1月~3月)、8:30~16:00(4月~12月)

拝観料:一般400円

加賀の國の冬の一大イベント、幻想的な「雪だるま祭り」

(C)白峰観光協会

加賀の國の冬の一大イベントと言えば、白山市で毎年開催されている「雪だるま祭り」です。住民ひとりひとりが作ったキュートな雪だるまが並んでいます。夜はライトアップされ、より幻想的な雰囲気を堪能できますよ。昨年は8,000人もの人が訪れたそうです。

(C)白峰観光協会

(C)白峰観光協会

雪だるま祭りエリアで15時から開催される食べ歩きで、猪串や岩魚の塩焼き、雪だるまパンなどを味わい、雪だるまを見た後、白峰温泉総湯で体を温めるのもいいでしょう。

(C)白峰観光協会

(C)白峰観光協会

真冬の白山市は昼間でも長期間屋外にいると体の芯からジンジンと冷えてきます。そのため、雪だるま祭りに行かれる際は、スノーウェアとブーツの着用をおすすめします。

雪だるま祭り

http://www.urara-hakusanbito.com/festival/result/page1/date_ym201902

【開催期間】2019年2月2日(土)、2月8日(金)

【開催地区】桑島地区(2月2日)、白峰地区(2月8日)

【雪だるまライトアップ】17:00〜21:00

【料金】無料 ※駐車場協力金:乗用車1台500円

【アクセス】公共交通:JR金沢駅→バス1時間40分、バス停:白峰下車、徒歩すぐ

車:北陸道白山ICから国道157号経由50km1時間30分

【お問い合わせ】白峰観光協会 TEL:076-259-2721

[Photos by あやみ]