ブンデスリーガ前半戦を首位で折り返したドルトムントは、後半戦もライプツィヒとの難しいゲームを1-0で制す良いスタートを切った。そのゲームで決勝点をもぎ取ったのは、MFアクセル・ヴィツェルだ。昨夏ドルトムントに加わったヴィツェルは絶対的な主力としてチームに貢献しており、今となっては欠かせない存在だ。
独『Bild』によると、クラブのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOもここ10年で最高の補強だとヴィツェルを絶賛している。ドルトムントは若手の補強をヒットさせてきたことで知られるチームだが、昨夏時点で29歳とベテランの領域に入りつつあったヴィツェルを見事にヒットさせた。
「アクセルは極めて重要な選手だ。マルコ・ロイスとともに、彼はリーダーの1人だ。ヴィツェルはここ10年でドルトムント最高の補強の1つだよ」
ヴィツェルはこれまでのドルトムントに不足しがちだった高さ、パワーを中盤にプラスする選手だ。派手さはないが、ボールを正確に繋ぐこともできる。ヴィツェルの安定感がロイスやジェイドン・サンチョらアタッカー陣を活かすことに繋がっているのは間違いない。ドルトムントが狙うはリーグ制覇だが、ヴィツェルが中盤の底に構えていることも首位に立っている理由なのだろう。
