北日本寒冬、西日本暖冬、東日本は寒暖差が大きい並冬

今冬は周期的に強い寒気が南下し、北日本は寒冬ぎみですが、この強い寒気が大きく南下することなく、西日本は暖冬です。東日本は寒暖差が大きいものの平均すると並冬です。
週後半は、2月1日の札幌市の最高気温予想が氷点下6度となるなど、強い寒気が南下してきますが、強い寒気は北日本止まりです。
寒気が大きく南下した場合は、本州の南海上で低気圧が発生しませんが、週後半のように、寒気の南下が弱いと本州南岸から沖合で低気圧や前線が発生し、東海から関東の沿岸部を中心に雨や雪となります。
南岸低気圧によって降る雪は、寒気が比較的弱いときに降ることから、「春を告げる雪」と呼ばれます。

気象予報士・饒村 曜

画像について:週後半の雨や風の予想(1月31日21時の予想)

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