きょう29日(火)正午すぎ、網走地方気象台で流氷接岸初日を観測した。平年より4日早く、昨年より4日早い発表となった。
北海道のオホーツク海南部の海氷は広い範囲で接岸している状態で、海氷の一部は根室海峡に流入し、太平洋に流出している。あす30日(水)は低気圧の影響で南または南西の風が吹き、その後は冬型の気圧配置となるため、西または北西の風が続く見込み。このため、北海道オホーツク海側の海氷は広い範囲で接岸し、一部は引き続き根室海峡に流入すると予想される。付近を航行する船舶は、海氷の動きに注意が必要だ。
「流氷接岸初日」とは、流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路が無くなり、船舶が航行できなくなった最初の日。