東西南北

 28日にサンパウロ市アルベルト・アインシュタイン病院で行われたボウソナロ大統領の大腸縫合手術の詳細は以下のとおり。手術は8時30分からで、当初は3~4時間と見られていたが、実際には15時30分に終わり、7時間かかった。当初は大腸と大腸を繋ぐ予定だったが、血流が確保しやすく、回復が早いとの判断で、小腸と大腸を繋ぐ手術となった。術後の発熱や痛みはなく、無事に終わったとのことだ。健康状態を崩さなかったのは何よりだ。なお、現在、スキャンダルの真っ只中にある長男フラヴィオ氏は3兄弟で唯一、この手術に姿を現さなかった。さすがに今姿を現せば、父の手術どころではなくなってしまうか。
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 ブルマジーニョの災害に関し、このところ、フェイクニュース(虚の報道)が出回っている。大災害発生を知り、募金や物資援助を希望する人は非常に多くなっているが、そこにかこつけ、偽の口座情報や連絡先が出回るようになっているという。そうしたトラブルを回避する意味で、現時点ではそのようなチャリティは行われていないという。被災者のことは是非、心に掛けていただきたいが、その思いが効果的に届くためにも、今は気をつけたいところだ。
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 シーズンが開けたとたん、週に2節のペースで進み、今日、明日は早くも4節目のサッカー・サンパウロ州選手権。今日はコリンチャンスが本拠地でレッドブル、パルメイラスが敵地でオエステ、明日はサントスが敵地でブラガンチーノ、サンパウロがパカエンブーでグアラーニと対戦する。どのチームにとっても取りこぼしに気をつけたい。

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