玉城町 ふるさと納税、障害者手作り品追加 「思いやり返礼品」新設 三重

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 【度会郡】玉城町は1月から、ふるさと納税の返礼品をリニューアルした。町内の障害者就労支援施設を応援しようと「思いやり返礼品」を新設。施設利用者の手作り商品や代行サービスなどが加わり、現在の返礼品は45品になった。

 同納税はふるさとや応援したい自治体に寄付ができる制度。地域の特産物などがもらえる返礼品も魅力の一つで、同町も町産の玉城豚や松阪牛、果物、コメ、お菓子など地場産品を取り揃えている。

 今回は、身障者就労センター上々(同町佐田)とNPO法人たまき末芳園(同町下田辺)が参加。利用者が木工製品を手掛けるたまき末芳園は、好きな写真で作る木製オリジナルパズルが返礼品に加わった。

 上々は利用者が製造するカルシウムうどんやモロヘイヤうどんと焼き菓子のセット、地元の事業所とコラボして上々の商品と干ししいたけ、玉城豚カレーを詰め合わせた商品を用意。伊勢神宮に行けない人のために利用者が実施する「伊勢神宮 代行参拝」もある。

 上々の支援員、三橋愛子さん(31)は「商品をまた頼みたいと思ってもらえるように頑張りたい。利用者が作業を楽しみ、社会とつながれるように取り組んでいければ」と話す。

 昨年度の同町への寄付額は8900万円。本年度は今月28日までに、8400万円の寄付が寄せられているという。

 町産業振興課の中野雄広係長(45)は「ふるさと納税をツールにして全国の人に玉城町を知ってもらいたい。福祉施設と連携することで利用者のやりがいや活動の支援につながれば」と話していた。

【ふるさと納税返礼品の手作りうどんを紹介する三橋さん(左)と施設利用者=玉城町佐田の身障者就労センター上々で】