自転車カギかけコンテスト 西諫早中に感謝状 施錠率 長崎県内モデル校でトップ

 長崎県警が主催する本年度の自転車カギかけコンテストで、諫早市馬渡町の市立西諫早中(牟田浩徳校長)が、長崎県内の自転車盗難防止モデル校7校のうち、施錠率トップで優秀校に選ばれた。諫早署の城下茂署長が28日、同校を訪れ、長崎県警本部長名の感謝状を贈った。

 長崎県警は本年度、高校2校、中学5校をモデル校に指定。西諫早中は生徒476人のうち、約140人が自転車で通学。生徒会を中心に毎朝、鍵かけの確認や校内駐輪場の整理などに取り組んだ。同コンテストでは複数回、抜き打ち検査があり、同校は各回とも施錠率100%だった。

 城下署長は「生徒一人一人がモデル校の趣旨を理解し、高い意識で鍵かけに取り組んだ結果。来年度以降も定着させ、後輩に引き継いでほしい」とたたえた。管内で昨年発生した自転車盗難は34件で、うち91%が無施錠。

生徒代表(右)に感謝状を贈る城下署長=諫早市立西諫早中

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