復活するレアルの”9番” ベンゼマの得点ペースが上がっている理由とは 

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レアルのベンゼマ photo/Getty Images

レアル・マドリードで再び世界トップクラスのセンターフォワードが目覚め始めている。レアルは先日エスパニョールに4-2の勝利を収めたが、この試合で2得点を挙げたのがFWカリム・ベンゼマだ。ベンゼマはここ2シーズンほど批判を浴びる苦しいシーズンを過ごしていたが、再び得点ペースが上がってきている。

スペイン『as』はベンゼマの状態が上がってきた理由をいくつか紹介しているのだが、1つはクリスティアーノ・ロナウドの退団だ。これまでベンゼマはロナウドにとっての最高の相棒としてチャンスメイクに徹し、センターフォワードでありながらロナウドにスペースを空ける動きなどでチームに貢献してきた。しかしロナウドが昨夏ユヴェントスに移籍したことで、ベンゼマのシュート意識が強くなったと見られている。

そもそも近年のベンゼマが批判を浴びていたのは得点数が物足りないからで、昨季はシーズンで12得点、その前の2016-17シーズンは19得点と20点に届いていなかった。2015-16シーズンには28得点奪っているため、得点数が少ないとサポーターが怒るのも理解できる。

しかし今季はすでに15得点に達しており、このペースなら20点に乗せることは可能だろう。何よりユヴェントスに向かったロナウドもここまでは17得点となっているため、ベンゼマに得点数について文句を言うことはできないはずだ。ベンゼマはレアルの9番として十分すぎる働きを見せている。

また、ヴィニシウス・ジュニオールの存在も大きい。フラメンゴからやってきた18歳のアタッカーは指揮官サンティアゴ・ソラーリの信頼を勝ち取っているが、同メディアはヴィニシウスとベンゼマの相性が良いと評価している。ヴィニシウスは左サイドから仕掛けられる選手だが、ロナウドほど自身での得点にこだわっているわけではない。ベンゼマはゴール前に構えることでヴィニシウスからチャンスボールを受け取る機会が増えるはずだ。

右サイドのルーカス・バスケスからのパスも見逃せず、ベンゼマにとっては得点を狙いやすい環境と言えよう。退団したロナウドの穴を埋めるにはベンゼマとガレス・ベイルがそれぞれシーズンに30得点ほど決める必要があると言われてきたが、2人はどこまで得点数を伸ばせるのか。30得点は難しくとも、今のベンゼマなら20得点は狙えるはず。25得点ほど奪えばサポーターも文句はないだろう。