「少しでも嵐の近くにいたい」 麹町のそば屋「松月庵」に、嵐ファンが駆けつけた理由

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先日、アイドルグループ嵐が活動休止を発表したが、東京メトロ麹町駅の近くには、嵐ファンの聖地と呼ばれるそば処がある。実はJタウンネット編集部のご近所だ。

ファンの想いを聞くことができないか、記者は2019年1月29日、嵐ファンが集まる店として知られる「松月庵(しょうげつあん)」へ行ってみた。

松月庵で2019年1月29日Jタウンネット撮影、以下同

松月庵で2019年1月29日Jタウンネット撮影、以下同

松月庵は、親しみやすい町のおそば屋さん。なぜ、このお店が嵐ファンの聖地と呼ばれるようになったのかというと、5年ほど前に嵐のメンバーが出演しているバラエティー番組「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)がきっかけだ。

番組の企画でお店が紹介され、そしてメンバーが収録の時によく出前を注文していることなどが知られるようになったという。

相葉くんが座った席は「特別」

店内には、お店を訪れた全国各地の嵐ファンから届いた手紙や、ファンが記念にと置いていったツアーグッズなどがあちらこちらに貼られていて、お店のメニューを取り囲むほどだ。

お店の方によると、嵐は出前の配達に行くといつも礼儀正しく、直接お礼を言ってくれることもあったという。相葉雅紀さんは、過去に3回来店していて、その時に座った席は「相葉くん席」としてファンには特別な席になっているという。

相葉さんが座ったテーブルには本人のイメージカラーであるグリーンの箱ティシュが置かれていた。

写真左の席と正面の席が「相葉くん席」

写真左の席と正面の席が「相葉くん席」

取材に訪れた日は、ちょうど麹町にある日テレのスタジオで「嵐にしやがれ」の収録が行われていた。

店内には、嵐ファンという3人の女性がいたので、話を聞いた。3人は2009年ごろにSNSを通して知り合った嵐のファン友だち「嵐友(あらとも)」で、1人は横浜から、2人は埼玉から来ていた。

「今日は収録日なので、少しでも近くにいたいと思って来ました」。3人はそろって嵐のメンバーがよく注文するという「親子南蛮そば(1300円、税込)」を食べたという。

店内にはファンが提供してくれた嵐グッズもずらり

店内にはファンが提供してくれた嵐グッズもずらり

嵐ファンの注文1位は「やこなんそば」

お店の方に、ファンがよく注文するメニューを聞くと、1位はこの日3人が食べたのと同じ「親子南蛮そば」だという。記者も注文して食べてみた。

親子南蛮そば

親子南蛮そば

鶏肉とふわふわの卵でとじられた温かいそばで、シャキシャキの長ネギがアクセントになっている。一口食べると柚子がふわっと香って癒された。お店の人や嵐の皆さんはこのメニューを「やこなんそば」と呼んでいるらしい。

女性たちは「今回の会見報道は、1人で見ているとつらいから、みんなで泣きながら見ようと声をかけて集まった」と言う。

「嵐は生活の一部、いなくなると息ができなくなるのと一緒というくらい自分の中に溶け込んでいます。2年後に活動休止だと思うと、どうすればいいのかな......と今から不安」と語った。

3人は「松月庵さんで、店内に貼ってあるファンの方々から届いた手紙を読んだり、テレビを観ながら会見を振り返ったり、お店の方とも嵐の話をしたりすることが楽しい」とも。どうやら常連ファンのようだ。この日は、お店に迷惑をかけないように配慮しながら、晩御飯も松月庵で食べていくと言った。

お店の方は、嵐ファンが来店すると、誰のファンかを見抜いて、そっとテーブルにイメージカラーのティシュの箱を置くという気づかいも忘れないとか。麹町の「嵐ファンの聖地」は、とてもアットホームなお店だった。

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松月庵は、東京メトロ有楽町線「麹町駅」から徒歩約5分。営業時間は平日11時から21時、土曜は11時から20時。日曜定休。