元ヤクルトのDバックス・ロブロ監督が2年間の契約延長

日本時間1月30日、ダイヤモンドバックスはトーリ・ロブロ監督との契約を延長したことを発表した。ロブロは2017年にダイヤモンドバックスの監督に就任し、チームを2002~2003年以来となる2年連続のシーズン勝ち越しに導いた。当初の契約では今季がラストイヤーとなっていたが、今回の契約延長により来季以降も引き続きチームの指揮を執ることが確定。球団からは契約期間についての発表はないものの、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、契約延長は2年間であり、ロブロは2021年シーズンまでチームの指揮を執ることになるという。

ロブロは今回の契約延長について「オーナーやフロントが私をチームを率いるのに正しい人材であると信じてくれたことが恐縮だ。契約延長のオファーをいただいたときはとても嬉しかったし、これで少し安心して試合に臨むことができる。ワールドシリーズ制覇を目指して頑張っていくよ」と喜びのコメントを発表。マイク・ヘイゼンGMは「トーリのリーダーシップは人々、特に選手やコーチを結びつける力がある。それはアリゾナで我々が作り上げているチームの文化の基盤となっているんだ。2週間後に迫るスプリング・トレーニングの開始が待ち切れないね」とロブロのリーダーシップを高く評価した。

ロブロは監督就任1年目の2017年、93勝69敗の好成績を残してチームをワイルドカード獲得に導いたことを評価され、ナ・リーグの最優秀監督賞を受賞。2年目の昨季もナ・リーグ西部地区の優勝争いをリードしていたものの、9月に大失速し、82勝80敗で地区3位に終わった。今季はパトリック・コービン、A.J.ポロック、ポール・ゴールドシュミットといった主力選手がチームから抜け、厳しい戦いが予想されているものの、ロブロに対する周囲からの信頼は変わらない。

2000年に日本プロ野球のヤクルトでプレイし、29試合で打率.197、1本塁打に終わった男は、メジャーリーグの監督として着実に自身の地位を築いている。

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