西武の新外国人ニールが入団会見 渡辺GMは期待「四球の少なさが突出してる」

入団会見に臨んだ西武の新外国人ザック・ニール【写真:安藤かなみ】

ダルビッシュからは日本球界の情報を収集済み、ディカプリオ似の声も…

 西武の新外国人ザック・ニール投手が30日、埼玉県所沢市の球団事務所で入団会見を行った。「シーズンを通して先発として頑張りたい。登板した試合は全て勝てるように」と意気込みを語った。

 日本野球に対応する準備はできている。西武に加入が決まった後は、偶然同じトレーニング施設を利用していたダルビッシュ有投手(カブス)から情報収集。日本のリーグ制度や気候について教授された。すでにブルペン投球を開始しており、来日までに8、9割の力で6回ほど投げ込んだという。

 四死球率の低さもニールの武器だ。シンカーとチェンジアップを軸に、スライダー、カーブと多彩な変化球を操る。「積極的にバッターに向かって行って、ストライク先行で攻めたい」と話すニールの制球力には、渡辺久信球団本部GMも「四球の少なさが突出している。大崩れしないタイプかな」と期待を寄せた。メジャーでの経験はほとんどないが、渡辺球団本部GMは「(これまでの実績の)数字うんぬんではなく、投球スタイルが日本に合いそう」と話し、日本で開花する可能性を十分に感じての獲得だったことを明かした。

 また、渡辺球団本部GM は「かっこいい」とニールの整った顔立ちをべた褒め。球団職員の間では俳優のレオナルド・ディカプリオに似ているという声も早速あがっている。「所沢のディカプリオ」が厳しい外国人枠の競争を勝ち抜いてチームに貢献する。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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