そんなのアリ?アフリカ杯、「宗教上の理由」で開幕が延期に

『Soccernet』は28日、「2019年アフリカネーションズカップの開幕が延期された」と報じた。

2年毎に行われているアフリカネーションズカップ。今回は開催時期を1月から夏に変更し、6月15日からの開幕を予定していた。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

もともと開催国はカメルーンとなっていたが、準備の遅れやイスラム過激派武装組織ボコ・ハラムの台頭による治安の悪化から、先日アフリカサッカー連盟(CAF)がその権利を剥奪。

半年前での開催地変更という珍しい状況となったが、新たなホストとしてエジプトと南アフリカが立候補し、前者が投票によって権利を獲得していた。

そして今回、アフリカサッカー連盟はさらにその開幕戦を6月15日から21日に延期することを発表した。

その理由は、今年のラマダーン(断食月)が6月4日まで続いていることだそうだ。

アフリカのスター選手の多くはイスラム教徒であり、ラマダーン月には日没まで食物や飲み物を口にする事ができず、練習の質やパフォーマンスにも影響がある。

そのため、ラマダーンの終了から17日間の休息を置くことによってよりレベルの高い大会にしようという配慮がなされたという。

© 株式会社ファッションニュース通信社