福井県知事選、農業界の考え鮮明

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定例会見するJA福井県5連の田波俊明会長=1月30日、福井県福井市の県農業会館

 春の福井県知事選を巡り、JA福井県5連の田波俊明会長は1月30日の定例会見で、前副知事の杉本達治氏(56)を支持する考えを明らかにした。県農政連も杉本氏を推薦しており、農業界の杉本氏支持が鮮明になった。

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 田波会長は会見で「JAグループも杉本氏でいく。(県農政連と)二つに割れて草刈り場になるのは避けたい」とし、杉本氏支持の理由として「伸びしろ」を挙げた。その上で「敦賀の港を活性化するのが、福井県の人口を増やす一番の方法。新幹線の乗換駅ではなく、そこで乗客に降りてもらうかを考えることも大事だ」として、敦賀の振興策を講じるよう求めた。

 一方、現職の西川一誠氏(74)については「補助金などで非常によくしてもらった」と謝意を示しつつ、「国体は優勝し、新幹線の小浜・京都ルートが決まり、幸福度も日本一が続いている。いい引き際ではないか、と本人に伝えた」との私見を述べた。

 ただ県内11JAのうち、JA越前丹生は西川氏、JA越前たけふは西川、杉本両氏を推薦しており「全ての組合長が一つになるのはなかなか難しい」と語った。県1JA構想に与える影響については、「選挙と1JAは別問題。構想から離脱する動きは一つもない」と語った。