ばんこもち、ヨモギも米も池田産

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最盛期を迎え、次々と作られるばんこもち=1月30日、福井県池田町土合皿尾の町そば道場

 福井県池田町の冬の伝統「ばんこもち」作りが、町そば道場でピークを迎えている。

 名前は丸太の切れ端を意味する「ばんこ」が由来とされ、「鍋敷き」とも呼ばれる。カビが生えにくい寒の時期に作られる保存食で、今年は正月明けに始めた。

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 1月30日は同道場の職員ら8人が、町産のもち米とうるち米、ヨモギを混ぜてつき、直径20センチの円盤形に整えた。竹のさおにつるすなどして計2週間ほど乾燥させる。

 出来上がったもちは、水に浸して軟らかくしてから焼いて食べる。ほとんど乾燥させずに水で戻す手間が不要な「生ばんこもち」も5年ほど前から生産し、人気があるという。村上義信施設長(58)は「たっぷり使ったヨモギも米も町内産。池田の恵みが丸ごと入っている」とアピールしている。3月初旬までに1500枚生産する。

 問い合わせ、予約は同道場=電話0778(44)6878。町のまちの市場「こってコテいけだ」や、福井市のベル内「こっぽい屋」でも取り扱っている。31日はこっぽい屋で試食販売を行う。