HTBが「変なエネ」 2月1日から電力販売開始

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は、新電力のみんな電力(東京)と提携し、再生可能エネルギーに特化した家庭向け電力の販売を2月1日から始める。ブランド「変なエネ」として売り出し、テーマパーク内にある太陽光発電所で発電した電力も使用する。

 みんな電力は、「生産者の顔が見える」電力小売りサービスをコンセプトに、全国各地の再生可能エネルギー発電所から電気を調達して販売。HTBは、みんな電力の取り次ぎとして販売する。

 HTBは「変なホテル」に、フィルム型の「ペロブスカイト太陽電池」を導入するなど、環境に配慮した取り組みを続けている。パーク内にある次世代エネルギーパーク太陽光発電所は最大出力1623キロワット。昨年は年間約240万キロワットを発電した。

 ロゴには、卵から幼虫、さなぎと、成長するにつれて姿や体の仕組みを変えるチョウをイメージした図柄を採用。「変化し続けるエネルギーサービス」という思いを込めた。

 東京・中部・関西・九州電力管内が対象で2月1日から受け付ける。HTBの担当者は「『変なエネ』契約者向けの独自サービスも検討したい」としている。

2月1日から販売を開始する「変なエネ」のロゴマーク(ハウステンボス提供)

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