交通違反にアプリ対応 全国初、栃木県警が導入へ

スマホで免許証読み取り

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交通違反にアプリ対応 全国初、栃木県警が導入へ スマホで免許証読み取り

 交通事故の対応や交通違反の取り締まりを効率化するため、県警は2020年1月から、スマートフォンなどの携帯端末のカメラで免許証や車検証を読み取ってデータ化する新システムを導入する方針を固めた。事故原因の分析にも活用でき、より実態に即した事故抑止対策も可能となる。県警と民間企業が共同で端末用のアプリを開発する考えで、全国初の取り組みという。19年度一般会計当初予算案に、開発費や端末320台の購入費の計約1450万円を盛り込む。

 交通事故や交通違反の処理は現在、警察官が現場でドライバーの免許証などの記載内容を書き写し、交番などに戻った後、情報を入力している。

 新システムは、スマホなどのカメラで免許証を撮影すると、書式にその情報が自動入力される仕組み。交通違反の場合、反則金の額が自動算出できるほか、携帯型のプリンターと接続することで、反則切符などの作成も可能。物件事故や取り締まりの処理時間が20~30分短縮できるという。

 警視庁は既に同様のシステムを導入しており、独自の専用端末を使用している。専用端末の開発には多額の費用がかかるため、県警はスマホなど市販の端末の活用を検討。新たに開発するアプリを使うことで、費用を抑える。

 手間を掛けずに事故や違反内容の情報をデータベースに集約することもでき、事故や違反の多い箇所の分析にも役立つ。いずれはこのデータを、交通規制の見直しや標識の整備、交通安全教育などにも活用する考えだ。