ベテランスラッガー・レイノルズ 2年ぶりのロッキーズ復帰

日本時間1月31日、フリーエージェントの内野手、マーク・レイノルズはロッキーズとのマイナー契約に合意した。2016年から2シーズンにわたってロッキーズでプレイし、準レギュラーとして計44本塁打、150打点をマークした35歳のベテランスラッガーは、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加する見込み。ロッキーズはDJレメイヒューが抜けたあとの二塁を若手に競わせる方針を明らかにしているが、若手が思うように活躍できなかった場合に備え、一塁で起用予定のダニエル・マーフィーを二塁に回し、レイノルズを一塁で起用するプランも検討しているのかもしれない。

昨季のレイノルズは、4月中旬にナショナルズとマイナー契約を結び、およそ1ヶ月後にメジャー昇格。7月7日のマーリンズ戦で1試合10打点の大活躍を見せるなど、86試合に出場して打率.248、13本塁打、40打点、OPS.803をマークした。

ダイヤモンドバックス時代の2009年に44本塁打、102打点、OPS.892をマークした頃のような活躍はもう望めないものの、2017年に30本塁打、97打点、OPS.839をマークしたように持ち前の長打力はいまだ健在で、相手投手に脅威を与えられる存在。レイノルズは他球団からのオファーも受けていたようだが、代理人がロッキーズのジェフ・ブリディッチGM、バド・ブラック監督と面会し、約90分間の話し合いの結果、マイナー契約で合意に至ったようだ。

ロッキーズは今オフ、好打者・マーフィーを獲得し、正一塁手として起用する方針。ゴールドグラブ賞受賞者のレメイヒューが抜けた二塁は、ギャレット・ハンプソンやライアン・マクマーンといった若手に競わせる方針だが、彼らがレギュラー級の活躍を見せられるかどうかは未知数だ。マーフィーの二塁守備には不安が残るものの、一塁にレイノルズ、二塁にマーフィーを置く布陣を採用することも考えられるため、レイノルズがマイナー契約からメジャーのロースター入りを勝ち取る可能性は十分にありそうだ。

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