ムスターカスとホズマーがパドレスで再会の可能性

マニー・マチャドの獲得レースに参戦していることが報じられているパドレスだが、補強のターゲットとなっているのは決してマチャドだけではない。パドレスは現時点でルーキーのタイ・フランスが開幕スタメンの筆頭候補となっているように三塁手の層が非常に薄く、マチャド獲得に失敗した場合に備えて、フリーエージェント市場に残る他の三塁手にも目を向けている。そのなかで、2年連続で無所属のままスプリング・トレーニングの開始を迎える可能性があるマイク・ムスターカスの獲得に興味を示しているようだ。

MLBネットワークのジョン・ヘイマンは「パドレスはマニー・マチャドに目を向ける一方で、マイク・ムスターカスの獲得も検討している。マチャドよりも現実的なターゲットと言えるかもしれない。驚くまでもなく、(ロイヤルズ時代のチームメイトである)エリック・ホズマーはムスターカスの獲得を(フロントに)進言しているようだ」と自身のTwitterでツイート。2015年ロイヤルズの世界一戦士であるホズマーとムスターカスがパドレスで再会する可能性について言及した。

ホズマーとムスターカスは2017年までロイヤルズのチームメイトであり、2014年のリーグ優勝と2015年のワールドシリーズ制覇に主力選手として貢献。現在、ホズマーが所属するパドレスの三塁はメジャー全球団の全ポジションを見渡してもトップクラスの人材不足状態に陥っており、昨季を主にAA級で過ごしたフランスが開幕スタメンの筆頭候補となっているほどである。2017年に38本塁打、昨季も28本塁打を放ち、堅実な三塁守備を誇るムスターカスは、パドレスのチーム事情に極めてフィットする存在だ。

パドレスはマチャドを三塁手として獲得することを考えているようだが、マチャドは遊撃手としてのプレイを好んでいると言われており、獲得の成否は不透明。マチャド獲得に失敗した場合、ホズマーとムスターカスの再会が現実味を帯びることになるだろう。

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