【シュペル・リグ】暴行事件で逮捕されたA・トゥラン 最長で12年半の禁固刑に

バルセロナに所属し、現在はトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルにレンタル移籍中のトルコ代表MFアルダ・トゥラン。昨年10月に起こした暴行事件のついて1月30日に裁判が行われ、最長で12年の禁固刑になる可能性があるようだ。トルコ各メディアが報じている。

報道によると、アルダは2018年10月トルコのイスタンブールにあるナイトクラブで鉢合わせた、トルコの人気歌手ベルカイ・シャヒンの妻エズラム・シャヒンにセクハラ発言をし、激怒したベルカイに暴行を加え鼻を骨折させたことで現行犯逮捕されたという。妻エズラムはアルダに「君はとても綺麗だ。君が結婚していなかったら俺は君から逃げることはできない」と声をかけられたと供述。またベルカイの鼻に頭突きし骨折させ、後を追って治療先の病院まで行き「お前が望むなら俺を撃てばいい」とベルカイに銃を提示したという。その様子は病院の監視カメラにもはっきりと映っている。

この一連の行為によりアルダは、セクハラ、暴行、セキュリティの侵害、銃の不当所持など複数の罪に問われ、トルコ検察局は懲役12年6ヶ月を求刑。ベルカイもアルダを激しく侮辱したとして、3ヶ月から2年の懲罰になる可能性があるようだ。今回の裁判では、ベルカイはアルダの謝罪があれば訴訟を撤回する意思を示し、「1時間でも刑務所で過ごさせたくない」と主張。バシャクシェヒル側は今回の事件について「クラブの倫理観と相容れない」とし、アルダに37万ユーロの罰金を科した。第2回の裁判は6月に開かれる予定だ。

アルダの事件について30日に初公判が行われた

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