函館の老舗デパートが閉店

イオン傘下の棒二森屋

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営業最終日に多くの客でにぎわう「棒二森屋」=31日午後、北海道函館市

 北海道函館市の老舗百貨店「棒二森屋」が31日、閉店した。流通大手イオン傘下の百貨店中合(福島市)が棒二森屋店として運営していたが、業績低迷や本館の老朽化で継続が困難になった。

 前身は同市で明治時代に創業した「金森森屋洋物店」と「棒二荻野呉服店」。1936年に合併し、棒二森屋が誕生した。JR函館駅前にあって市民からは「棒二さん」の愛称で親しまれ、北洋漁業が栄えた60年代には多くの客でにぎわった。

 だが郊外の大型店進出や人口減少で経営が悪化。2017年度の売上高はピークだった92年度の約210億円の約2割に当たる約40億円まで落ち込んだ。