イビウーナ文協=太鼓協会が技術検定試験=全伯から167人が実力試す

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来社した一行

 ブラジル太鼓協会(渡部一誠会長)主催の「技術検定試験」が2月1日から3日まで、聖州イビウーナ市の同文化体育協会(CCEI)で開催される。
 ブラジル全国には約200チームあり、計4千人の太鼓演奏者がいるといわれ、彼らが切磋琢磨するための目標として受ける検定試験だ。
 技術検定試験は毎年2回開催され、ブラジル全国から集まる。先週は聖州ドラセナ市のドラセナ日本人会館で開催され、88人が参加した。今回のイビウーナ文協には167人が参加し、基本講座の5級から3級、専門講座の2級から1級を受験して合格を目指すという。
 試験の一日目では、太鼓の歴史などの学科試験と太鼓の実技練習を行い、2日目に実技試験が行なわれる。実技試験では、基本講座の場合は太鼓を決まったリズムパターン通りに叩けているか、バチの持ち方や叩き方が合っているかなどが合格の判定基準となる。専門講座では、より高度な技術が求められる。3日目には合否発表が行われ、合格者には賞状が授与される。
 日本に3年間滞在して太鼓検定試験を1級まで日本で合格し、さらに3級公認指導員の資格も取得した日系アルゼンチン人二世の栄口カロリーナさん(32)は、今回の技術検定試験を手伝うために来伯した。「アルゼンチンにも25の和太鼓チームがあり非日系人が多い。ブラジルは10代の若者が多いが、アルゼンチンでは大人が多い」と演奏者層の違いを語った。
 技術検定試験のコーディネーターの田中マルコス輝男総務長(36、三世)とダニエル・ピカンソさん(28)は「今は北のマナウスやサルバドールでは、非日系人の方が太鼓を演奏している。もっと広がってくれれば」と希望を述べた。
 同太鼓協会の小川彰夫副会長は、「これだけみんな一生懸命に練習しているんだから、そろそろプロの演奏者、チームのも出て欲しい。そのためにも頑張ってほしい」と熱を込めて語った。