盛岡のカリスマ書店員らがトークショー「人生変える一冊に出合って」

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本の魅力について語り合うさわや書店の店員ら

 書名と著者名を隠した覆面本「文庫X」を店頭に並べるなど、ユニークな販売戦略で知られる盛岡市の老舗「さわや書店」のカリスマ店員らによるトークショーが1月27日、岩手県紫波町のオガールプラザ情報交流館であった。

 文庫Xを企画したフェザン店の長江貴士さん(35)のお薦め本は、地元の直木賞作家高橋克彦氏の「天を衝(つ)く」。「本を読んで人生が変わることがある。そういう一冊と出合ってもらいたい」と力説した。

 元本店店長で一関図書館副館長の伊藤清彦さん(64)は「図書館は1冊を一度に1人、1年間で10回転ぐらいしか貸し出せない。それでも良い本を手に取ってもらうための工夫は本屋と同じ」と日々の取り組みを語った。

 大崎市から参加した飲食店経営加賀浩嗣さん(42)は「本に対する本気を感じた。自分が住む地区には本屋も図書館もないが、過疎地域のコミュニティーでも何かできることがあると勇気をもらえた」と話した。