【包まれる安心感】みんなの冬キャン「カンガルースタイル」を見てみよう 「冬キャンプは寒いから、カンガルースタイルがいいらしい」と聞いたものの、自分のテントやシェルターに一体何を入れるのがちょいどいいの?そんな疑問を解決すべく、先輩キャンパーのカンガルースタイルをチェック。この冬の防寒対策の参考に、ぜひ!

キャンパーたちの「カンガルースタイル」をウォッチ

寒さを少しでも凌ぐ策として、冬キャンプに取り入れられることが多い「カンガルースタイル」。テントやシェルター内にテントを入れるその様が、子をお腹で抱くカンガルーのようであることからそう呼ばれています。

このスタイルに挑戦してみたいものの、はたして「どれにどれをINすればちょいどいいのか」というサイズ感がいまいち掴めない方もいるのでは?

そこで、キャンパーたちが実践しているカンガルースタイルをチェック。コンパクトなテントを入れたりカンガルースタイル専用のアイテムを使ったりと、みなさん様々な工夫をされているようです。

最後には、いろんな意味でスケールの大きいカンガルースタイルも飛び出しますよ!

……の前に、カンガルースタイルのメリットって?

実践スタイル集に入る前に、カンガルースタイルのメリットをおさらい。

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カンガルースタイルに最適!【シェルター編】

サーカスTC×アメニティドームS

カンガルースタイルをチェックしていて、ダントツで多く「親」として使われていたのがテンマクデザインの「サーカスTC」。

そんな大人気テントに、これまた定番のスノーピーク「アメドS」がピッタリおさまっています。

テントに出入りする際に目の前にセンターポールというのがちょっと気になりそうですが、暖かさには替えられないでしょう!

サーカスTC×トーラス2

カンガルースタイルは、シェルター・テントなど二幕を持っていくことになります。

その両方が重いと積載や設営面も苦労しがちなので、インナーは山岳系メーカーなど軽量かつスペックのしっかりとしたものを選ぶと良いでしょう。

ちなみに写真のノースフェイス「トーラス2」の重量は2kg。カンガルースタイルにすることで、ミニマムな2ルーム空間が完成されていますね。

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ランドステーション×エリクサー3

ツーポールシェルターも、カンガルースタイルに向いています。オプションとして販売されていることが多い純正のハーフインナーなどを使わず別途ソロ用テントを持っておけば、グループ・ソロなどいろいろなキャンプスタイルに対応できます。

ランドステーション×アメニティドームS

定番のドームテントに飽きてきたな……という方は、思い切って大型シェルターを使ったカンガルースタイルにシフトしてみませんか?

ドームテントのインナーを就寝スペースに充てることで、これまで使ってきたテントも無駄になりません!

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ヘキサライト6P×ギャラクシー2P

インナーだけでなく、テントそのものをINする方法も。冬場ならあくまで一定以上のスペックがある「子」であることが前提にはなりますが、このスタイルなら冬でもシェルターならではの開放的な設営が楽しめます。

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カンガルースタイルなら広々!【ツールーム・ドーム編】

レイサ×アメニティドームS

カンガルースタイルなら、ツールームテントもシェルターとして使えます。大型ツールームでも少人数で広くリビングを使いたい場合、インナーを2~3人用のテントで代用すればスペースが広く取れます。

冬はホットカーペットやラグを敷いて、あったかお座敷スタイルにするのも良いですね。

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コクーンⅡ×エリクサー2

グループキャンプの場合、ひとつのテントを「宴会幕」として使うケースも多いですよね。

カンガルースタイルで就寝スペースを最小限におさえておけば、大人数をお招きしても大丈夫! 大きい分大変なインナーの吊り下げ・撤収をしなくて済むのも楽です。

ファイヤーベース×カンガルーテント

カンガルースタイルなら、子供と行くファミキャンでも暖かく過ごせそうですね。当初から「カンガルーされる」ことを前提としたテントも。

その名も、DODから発売されている「カンガルーテント」です。ワンタッチ式で設営簡単ながらコットン100%と、結露しやすい冬キャンにありがたい!

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さあ、最後は二度見・三度見必至なオーラ溢れるカンガルースタイルで眼福といきましょう!

圧倒的オーラを感じるカンガルースタイル【番外編】

アポロン×スタイカ

ロングスケールの「アポロン」はサイドウォールを巻き上げて使う開放感が売りですが、冬はさすがに寒そう……?

よ~く見てください、中にはヒルバーグの「スタイカ」が鎮座しています。通年仕様の″最強インナー″があれば、問題なし!?

ヴィガス×カミナドーム

こちらはレア幕同士がコラボしている希少系カンガルースタイル。オガワのロッジドーム「ヴィガス」に、国産山岳系テントメーカー・ファイントラックの「カミナドーム」をIN。これが横幅ピッタリという、フィット感にも注目です!

V-Tarp×CrossBow 2

日本未発売のはずのヘリノックス「V-Tarp」で、早くもカンガルーをしているキャンパーさんが! 個人輸入されたようで、羨ましいですね。

しかも中にはこれまた珍しい、スリングフィンというブランドのテント。どこか「三菱」のマークにも見えるブランドロゴが、アウトドアマンの心をくすぐります。

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さあ、カンガルースタイルに挑戦だッ!

後半脱線ぎみでしたが、自身がカンガルースタイルをするうえでのスケール感は掴めましたか? イメージとしては「5人くらいで使うシェルター・テントに、2~3人用テントのインナーを入れる」という感覚でしょうか。

いよいよ真冬到来、カンガルースタイルで暖かく過ごせますように!

寝袋も大事

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