対馬の韓国客 初の40万人超 「安くて近い外国」定着

2018年分 7年連続最多更新

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 長崎県対馬市は30日、2018年の韓国人観光客数が40万9882人(前年比約5万4千人増)と、初めて40万人の大台を超えたと明らかにした。過去最多記録の更新は7年連続。市は「『安くて近い外国』として対馬人気が定着した。昨年は旅客船の新規就航があったことが増加要因だろう」と分析している。

 韓国・釜山-対馬(比田勝、厳原)航路で旅客船の定期運航が始まったのは、2000年。韓国の船会社が参入し、当初の韓国人観光客数は年間7千人台だったが、自然美を楽しむ韓国人の嗜好(しこう)が対馬とマッチしたことや、2006年の短期滞在ビザの免除などを背景に利用者が年々増加。2011年の東日本大震災で一時減少したものの、日韓の船会社の新規参入で同年末に3社体制となってからは右肩上がりに転じ、2015年に20万人台を突破した。

 2018年は2月から釜山の船会社が高速船の定期運航を始めたほか、11月からは対馬の船会社がフェリーの不定期運航を開始。このほか、既存の船会社で分社化の動きもあり、現在は日韓の6社体制となっている。

 また、市は韓国人観光客による島内消費額を5年ごとに試算しており、2017年の韓国人観光客による島内消費額は計79億4100万円(前回比46億1千万円増)だったと発表。同年来島した韓国人観光客は約35万6千人(日帰り約17万4千人、宿泊約18万2千人)で、化粧品や医薬品などの土産品の購入費が51億4800万円と最多だった。

 前回調査の2012年は、約15万人が来島し、島内消費額は計33億3100万円だった。

 比田勝尚喜市長は同日の記者会見で「ハード・ソフト両面の整備を図り、2020年には50万人台の韓国人誘客を目指したい」と話した。