長崎県内刑法犯 15年連続減 3622件、摘発率66% 凶悪犯は増加

 2018年に県警が認知した刑法犯は前年比642件減の3622件で15年連続で減少し、戦後最少を更新した。県警刑事総務課は減少の理由について「犯罪抑止のための官民一体となった広報活動により、県民の防犯意識が高まったのではないか」としている。
 同課によると、人口10万人当たりの犯罪率は267.5件で、全国で2番目の低さだった。摘発率は全国で4番目に高い66.1%だった。
 窃盗犯認知件数は前年比464件減の2335件。傷害などの粗暴犯は同3件減の428件、詐欺などの知能犯は同61件減の264件、強制わいせつなどの風俗犯は同14件減の54件だった。一方で、殺人などの凶悪犯は同9件増の29件だった。
 刑法犯以外の迷惑防止条例違反など特別法犯の摘発総数は382件で同18件減。摘発人数は同45人減の355人だった。

長崎県警本部

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