800万ポンドの男がクラブの伝説に? リヴァプールDFの怪我をしない強さ

リヴァプールのロバートソン photo/Getty Images

安価で獲得した選手が長く活躍することほど嬉しいことはない。近年のリヴァプールの補強において超がつく大ヒットとなっているのが左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンだ。

2017年夏にハル・シティからやってきたロバートソンは、今や左サイドバックのスペシャリストと呼べる存在だ。移籍金は僅か800万ポンドとなっており、リヴァプールにとっては何ともお得な補強だ。

英『Liverpool Echo』がロバートソン獲得の大きさを伝えているが、当初ユルゲン・クロップが目をつけていたのはレスター・シティのベン・チルウェルだった。ベン・チルウェルは昨年12月に22歳になったばかりのイングランド代表選手で、ロバートソンよりも若い。攻撃力とスピードが高い評価を受けており、クロップが興味を示すのも当然だろう。

しかしチルウェル獲得が困難となり、2017年にロバートソンを獲得する流れとなった。言ってしまえばロバートソンはトップターゲットではなかったわけだが、同メディアはこの決断が良い方向に転んだと伝えている。

今やロバートソンはプレミアリーグ最高クラスの左サイドバックと言われているが、それはロバートソンの能力だけではない。ロバートソンは怪我が少ないのだ。ハル・シティに所属していた頃よりフル稼働を続けており、大きな怪我がない。これも強みの1つだ。

同メディアはプレミアでロバートソンのライバルとなり得る存在としてマンチェスター・シティDFバンジャミン・メンディ、トッテナムDFダニー・ローズの2人を挙げているが、2人ともロバートソンに比べると怪我が目立つ。

ロバートソンについて同メディアは24歳という年齢、怪我の少なさを考えるとクラブのレジェンドたちと肩を並べるほどの出場試合数を記録できる選手になるのではないかと伝えており、そうなれば800万ポンドの移籍金はお得すぎる。左サイドからチームを支えるいぶし銀な存在として、ロバートソンはレジェンドへの道を着々と歩んでいる。

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