衛星が捉えた関東の雪 茨城県水戸市で3センチ

1日午前8時と午後2時の衛星画像 関東西部の山地と千葉、茨城南部周辺に見られた積雪は午後には消えていた。

 1月31日(木)は、関東平野部で雪や雨となり、東京は1月12日以来、今シーズン2度目の雪となった。茨城県などで積雪が観測され、衛星画像では、その様子が確認できた。

関東周辺の31日午後11時の天気分布(推計)

 31日(木)の夜、関東は南岸低気圧の影響で、関東平野部でも雪や雨となった。
 東京は31日(木)の午後5時頃から雨が降り始め、気温が2度台になった午後10時10分~11時40分と、午後11時時45分~午後11時50分にみぞれを観測し、東京は今シーズン2度目の雪となった。
 31日(木)の最低気温は午後11時38分に1.7度を観測している。

 東京など太平洋側の地域では雨が少なく空気の乾燥した状態が続いていたが、ようやく雨となった。
 東京は今月15日に降水量0.5ミリを観測して以来、16日ぶりの降水となり、31日(木)の日降水量は15.5ミリを観測した。日降水量が15ミリを超えたのは先月12日以来となる。
 関東各地の積雪は、茨城県水戸市で3センチ、つくば市や埼玉県秩父市などで1センチを観測した。

【衛星画像】
 上空から撮影した雲画像では、1日午前8時時点で、関東西部の山地と千県葉や茨城県南部から埼玉付近にかけて、白く映った積雪とみられる様子が確認できる。白く映った部分は、1日(金)の午後には日差しを受けて消えていった。
(気象予報士・崎濱綾子)

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