メジャー通算86セーブの金炳賢が現役引退か 11年に楽天でプレー

米韓日豪ドミニカの5カ国でプレーした経験を持つ金炳賢【写真:Getty Images】

米韓日豪ドミニカの5カ国でプレーしたサブマリン「引退しても悔いはない」

 ダイヤモンドバックスなどでメジャー通算86セーブを挙げた韓国人の下手投げ右腕、金炳賢投手(キム・ビョンヒョン)が現役引退する可能性が出てきた。1日に米メディア「ジ・アスレチック」などに寄稿している韓国人記者、キム・スンミン氏が自身のツイッターで伝えた。

 金炳賢は1999年にDバックスと契約し、同年にメジャーデビュー。2001年に19セーブを挙げて地区優勝に貢献。ワールドシリーズ制覇に貢献した。02年には8勝3敗36セーブ、防御率2.04をマークし、オールスター戦にも選出された。03年途中からレッドソックス、ロッキーズ、マーリンズなどでプレーし、06年の第1回WBCに韓国代表として出場した。

 韓国プロ野球ネクセンを経て11年に楽天入り。球団初の韓国人選手、守護神と期待されたが、1軍登板はなく同年で退団した。12年からは韓国でプレーし、17年はドミニカ共和国のウインターリーグ、18年は豪州ウインターリーグに参戦していた。キム・スンミン記者はツイッターで「元ダイヤモンドバックスの右腕で、今月40歳になった金炳賢が、インタビューを受けた。その中で、彼は野球界から引退すると、強く主張した。彼のプロとしてのキャリアは1999年に始まり、5つの国のマウンドに立った」と伝えた。

 韓国紙「朝鮮日報」でも金炳賢が引退することを報じ、金炳賢が「今引退しても悔いはない。実のところ、引退することに躊躇していない」と話したことを伝えている。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2