西武高木勇がブルペンで初日最多の155球 「テーマは『気合!』ってことで」

キャンプ初日からブルペン入りした西武・高木勇人【写真:岩国誠】

西武の投手陣は初日から18人がブルペン入り

 昨年のパ・リーグ覇者、西武が1日、宮崎・南郷スタジアムで春季キャンプをスタートさせた。初日から18人の投手がブルペン入り。辻監督が見つめる中、昨年リーグ最多勝の多和田真三郎投手とドラフト1位・松本航投手を除く16名が捕手を座らせ、それぞれ力のこもったボールをキャッチャーミットに投げ込んでいた。

 キャンプ初日のブルペンに内海哲也投手とともに、いち早く姿を見せたのが移籍2年目となる高木勇人投手。この日のブルペンでは18投手の中では最多となる155球。初日からみっちりと投げ込んでいた。

 高木勇のボールを受けていた駒月仁人捕手は球数の多さに「聞いてなかったっす!」と苦笑いも「ボールは全体的に良かった。ストレートはちょっと動く感じ」と高評価。投球終盤で多投していたカーブについては、「カーブも軌道が変わっていて、バッターが打ちづらいのでは」と、オーストラリア・ウインターリーグに派遣された効果が現れていることをミットごしに感じ取っていた。

 昨年は気がついたら投げていたというキャンプ初日の球数だったが、今年は「気合」を込めた結果が、チーム初日の最多投球数につながったという高木勇。「テーマは『気合!』ってことで」と、最後は笑顔でキャンプ初日の練習を終えた。内海の加入を刺激に変えて、明日も「気合」を込めてブルペンで猛アピールする予定だ。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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